【あま市】甚目寺にある国指定重要文化財「南大門」が令和の大修復へ。800年以上の歴史に新たな節目を迎えます!

あま市甚目寺町にある鳳凰山甚目寺の南大門が、2025年より「令和の大修復」として本格的な修復工事に入りました。建立は建久7年(1196年)と伝えられており、800年以上にわたり地域の歴史を見守り続けてきた門です。甚目寺南大門令和の大修復告知ポスター甚目寺は、推古天皇5年(597年)に創建されたとされる歴史ある寺院で、白鳳期の瓦の出土や鎌倉時代の伽藍整備の記録など、古くからの信仰の中心として地域に根ざしています。南大門は、源頼朝の命を受けた梶原景時が建立を奉行したとされ、江戸時代の記録にその由来が記されています。甚目寺観音の駐車場入り口これまでに南大門は幾度も災害や損傷を受けながらも修復され、特に明治33年(1900年)には旧国宝に指定されて解体修理が行われました。以降、昭和期にも複数回にわたり修繕が施され、現在に至っています。修復作業中の南大門令和の修復工事では、風雨による劣化の進行が確認されたことから、次世代へと貴重な文化財を引き継ぐため、長期間にわたる保存修復が計画されています。令和7年8月18日には観音様の縁日に合わせて工事が本格始動し、8月20日には木柵の撤去が行われ、8月22日からは仮設足場の設置も始まりました。修復作業中の南大門さらに、令和7年9月6日にはクレーンによって屋根部分の足場の組み立てが進められ、1年以上にわたる修復作業が進行しています。柱の構造や礎石との接合部分など、先人の高度な建築技術も間近に観察できるようになっており、歴史と技術の継承の場ともなっています。修復作業中の南大門

歴史的にも文化財としても価値の高い甚目寺南大門。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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