【あま市】甚目寺の漆部神社に伝わる木遣り唄を受け継ぐ「漆部神社木遣保存会」は、地域に息づく伝統を守り続けています!
あま市甚目寺にある漆部神社には、古くから木遣り唄(きやりうた)が伝わっています。その唄を守り伝えるのが「漆部神社木遣保存会(ぬりべじんじゃきやりほぞんかい)」です。
保存会は、漆部神社の氏子地域で受け継がれてきた木遣り唄を保存・伝承するために活動する市民団体です。木遣りの習得や研究を通じて会員同士の親睦を深めるとともに、神社の祭事にあわせて木遣り奉仕を行っています。
漆部神社木遣保存会は、平成12年(2000年)春、漆部神社の拝殿竣工を機に発足しました。古くから木遣唄を唄ってきた故・吉川義重氏の指導により、地域に伝わる節が再び受け継がれるようになったといいます。
木遣り唄は、もともと重い木材を運ぶ際の掛け声として歌われた労働唄で、現在は神事や祭礼で奉納される伝統芸能として継承されています。地域の歴史と深く結びついたこの唄を、保存会は次世代へ受け継ぐための活動を続けています。
また、漆部神社木遣保存会は、甚目寺春まつりコンサートやあま市美和文化会館「文化の杜フェスタ」などの地域イベントでも木遣唄を披露しています。市民活動イベント「あまのわ」では、木遣保存会PRパネル展示も行われました。
さらに、神宮式年遷宮の際には、地域の崇敬者とともに「木遣り隊」を結成し、第63回神宮式年遷宮御神木奉迎送の神事で津島神社にて露払いを務めました。
保存会では、毎月第1水曜日に漆部神社鳳凰殿で練習会を行っており、地域に息づく伝統の継承に努めています。
地域の誇りとして受け継がれる漆部木遣。悠久の声を聴きに、漆部神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
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